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神明社 三富・富岡総鎮守 通称「富の神明様」 |
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埼玉県所沢市中富1507
社務所 TEL:042-943-1709
宮司宅 TEL:049-259-2228
FAX:049-258-0968
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当地は武蔵野台地のまん中にあります。土が乾ききっているところで、夏の干ばつによる農作物の被害が特にひどいところでした。
南永井村(現在の所沢市南永井)の名主、吉田弥右衛門(よしだやえもん)はそんなところでもよくできるというサツマイモの話を聞き、その導入と普及に努めました。
関東でのサツマイモの試作に最初に成功したのは、江戸の学者、青木昆陽(甘藷先生)で、享保20年(1735)のことでした。弥右衛門の試作はそれから16年後の寛延4年(1751)のことです。そのサツマイモは最初は飢饉に備えて作られましたが、すぐ農家の自家用の食料として積極的に作られるようになりました。それだけではありません。のちには江戸にたくさん現れた焼き芋屋用のいもとして、いいかえれば商品作物としても作られるようになり、貴重な現金収入源になりました。
おかげで苦しかった人々の暮らしが楽になりました。
神明社では、当地が「川越いも」の本場であることから、平成18年11月23日、作り初め255周年を記念して、弥右衛門さんの功績を称えるとともに、関東のサツマイモ作りの元祖である甘藷先生と合わせて『甘藷乃神(いものかみ)』としておまつりさせていただくことになりました。
やせた土地でも丈夫に育ち、干ばつや病虫害などにも強いサツマイモは生命力の象徴でもあります。
いも神さまの御利益には、健康・家内安全・子孫繁栄・開運などがります。おまいりには社前の「なでいも」をなでて、神様の力を頂いてください。
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平成18年11月23日、甘藷乃神として吉田弥右衛門さんと甘藷先生(青木昆陽)を当境内地のお社にお祀りさせていただきました。なお、サツマイモを抱いた狛犬、撫でいもは、東京オリンピックの聖火台を制作された故鈴木文吾先生に監修、制作にお力添えをいただきました。
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故鈴木文吾先生 |
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いも神様の御遷座の記念事業として、サツマイモの苗植祭、収穫祭を御神園にて執り行いました。
参加者によって収穫されたサツマイモをいも神様に奉納し、そのサツマイモで御神酒芋焼酎『富乃神明』をつくりました。
例年10月下旬に行います。 |
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いも神様の報恩感謝祭。1月1日、2日と豊作の年は、地元の農家の方の奉納により5台の石焼き芋の釜で参拝者に2,000本の焼き芋を無料で奉仕させていただいています。 |
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むかしサツマイモは、当地域において、飢謹の時に人々の命を救い、農家の生産性を上げてくれたありがたい作物でした。当地区の産土神社の神明社では、いも神様の御神徳にあやかり、サツマイモのツルや芽が勢いよく伸びる様に艱難辛苦を克服し、幸福になれるようにサツマイモにちなんだ御守を授与させていただいています。 |
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収穫祭で奉納されたサツマイモで作った日本で唯一の芋焼酎の御神酒「富乃神明」です。 |
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